CAREER

CAREER STORY

キャリアストーリー

ジャステックには、SEからスタートする様々なキャリアステップがあります。先輩社員たちも同様に様々なキャリアを経てきました。そんな先輩社員のキャリアストーリーを紹介します。

M.M

2001年入社
製造本部部長
理工学部卒

2001年 製造本部開発メンバー

入社後まもなく
上流から下流工程を
一貫して担当

新卒で入社後、生命保険会社のシステムを担当する開発チームに配属されました。お客様のライフプランにマッチする保険商品を提案するシステムの構築をジャステックが担当することになり、50名ほどの開発チームの一員として活動することになりました。
驚いたのは、若手で経験の少ない私がシステムの一機能(帳票出力機能)を、上流工程から下流工程(パッケージ設計、詳細設計、コーディング、単体テストおよび統合テスト)まで一貫して担当する機会をいただいたことです。
当時、同業他社に就職した大学の友人に話を聞くと、教育が続いていたり、開発チームに配属後、テスト工程の作業を毎日繰り返している人が大半でした。
一括請負を標榜し幅広い工程を担い、能力主義の理念のもと、入社年次などに関わらず仕事にチャレンジできるジャステックだからこそ、入社後早々に幅広い工程に一貫して関わる機会を与えていただいたのだと実感しました。
私は経験が少なかったため、指定された期日に間に合わないことや、レビューで同じ不備を繰り返し指摘されるなど、自身の力不足に日々悩んだこともあります。
自分一人だけでは解決できない事も多々ありましたが、チームの上司およびメンバーにたくさんサポートいただき、時には夜遅くまで、先輩が一緒になってプログラムの問題箇所をどう修正するかといった分析に付き合っていただいたことに今でも感謝しています。

2003年 製造本部開発責任者

日本初
CMMIレベル5に挑戦

入社3年目、SEとしていくつかの開発を経験する中で、ソフトウェア開発には様々な役割を担う技術者がいることを知りました。自分が今後どういった役割で、どういった成果を残せるのか、あるいはお客様や会社に貢献できるのかと、将来のキャリアプランを考え始めたのが丁度この時期になります。
ジャステックには、管理職や専門職などの職務や、創造性を発揮して世の中にないものを創り出したり、既存の知識を活用して開発業務を進めるなど、様々な活躍の場があります。

当時、自分のキャリアプランに悩んでいた私は、課長やチームリーダーに自身が改善すべき課題などを幾度となく相談した結果、管理職を目指すことを目標に設定したのです。職位など関係なく、話したい事が話せるのはジャステックの良い風土の一つだと思います。管理職への挑戦機会は意外と早くやってきて、私は15名程度のエンジニアが参加するプロジェクトの開発責任者になりました。

そして、ジャステックの日本初の挑戦に関わることになったのです。ジャステックは、CMMI(ビジネスプロセスに対する能力度と組織の成熟度を評価する国際標準的指標)の認定を受けるために、アプレイザル(評定)を実施することになりました。アプレイザルの対象プロジェクトの一つに、自分が担当するプロジェクトが指定されたのです。
アプレイザルでは、ソフトウェアの開発プロセスの数量的管理状況および課題の改善を継続的に進めている状況がチェックされ、そのエビデンスに当たる開発計画書、設計書、プログラム等の資料の確認を受けました。その結果、ジャステックは日本で初めてレベル5に認定されました。

創業以来、ソフトウェアの量と品質による価格設定を根拠とする定量的管理手法による生産管理システムの構築に取り組み、常に創造的に改善に取り組んでいるジャステックのビジネスプロセスが高いレベルにある事を改めて認識しました。一方でレベル5の認定を受けたからといって実践が無ければ何の意味がないとも考えました。
創造改革を伴った高品質で適正な価格のソフトウェア製品を提供するには、常にプロセス改善に取り組む事が重要です。最近では経営層が先頭に立ち、CMMIレベル5の品質規定の不十分な点を改革改善する取り組みを始めています。

2008年 製造本部課長

お客様への品質高い
製品提供のため
勇気を持って改善案を提案
強固な信頼関係構築へ貢献

入社8年目で課長職に就きました。数多くの挑戦機会をいただき、成果と頑張りを評価していただいた結果だと思いました。

ジャステックにはオープンな能力評価制度があります。特徴的なのは、社員が決めた評価の基準で、社員全員で互いを評価し合う点です。若手のチームメンバーから管理職、経営層も含めて、一方的な評価ではなく双方意見を出し合い評価を行います。社員全員でオープンに評価し、職位や給与にも反映されるので納得感があります。私自身、課長職を担う際に、実績を正しく評価してくれた事への感謝とともに、より強い責任感を持って取り組むことを宣言しました。
現在では、妥当な個人評価を行うために必要な開発量に比例する開発原価の見直しや、創造改革による成果および知識の活用による成果の評価方法の見直しへの取り組みも進められています。

この時期に、お客様や社内で評価を受けたことで印象に残っていることがあります。
お客様が基幹系システムの再構築案件を立ち上げたのです。それは、既存のシステムを捨て、新しいシステムに作り替えるという、1,000名以上が関わる大規模案件でした。長年同じお客様を担当し、生保業務のノウハウを蓄積した私は、ジャステックの責任者としてのみならず、培った人脈を活かしお客様の立場で一緒に要件定義を担当することになりました。
開発方針を立てる段階で、業務の処理方法は現行通りとし、期日優先を主張されるお客様と、新しい業務の定義や業務フローの見直しを申し入れるジャステックとで意見が合わない事が多々発生しました。お客様の要望を聞くのは当然ですが、承るだけがお客様にとって良い事とは限りません。お客様により良い製品を提供するためには、ジャステックは勇気をもって改善案を申し入れるべきと考え、提案を行いました。その結果、お客様に理解と納得をいただき、当社の提案をベースに業務の見直しを進めることになりました。当社の提案は、開発を進める工程での手戻りを抑止することにも繋がったこともあり、結果的に多くの感謝の言葉をいただくことになりました。そして、このお客様とは今でも継続的にお取り引きさせていただいています。

2013年 製造本部部長

創造性を発揮し
経営の一翼を担う

2013年部長に昇進しました。
担当しているお客様は12社、社員250名を超える部署の責任者として、会社の重点施策に合わせて、製造本部および部の予算(部の事業計画)を立案し、その計画達成への方策を考えながら業務の遂行に毎日取り組んでいます。そして、自分に期待されている課題を強く認識している次第です。

私自身、これまでに経験した仕事や予め決められた課題に対しては、スピード感を持って取り組む事は得意としてきましたが、部長となるとそれだけでは不十分です。今後起こり得る課題など、未知の事に対して創造性を発揮し、現状の改善や改革に各論で取り組んでいく必要があります。皆の意見をまとめ意思決定を行うのではなく、自ら創造的な意見やアイデアを出すリーダーシップが求められると考えています。

2024年

皆さんとともに

ジャステックは、IT業界を知識集約型産業として捉え、IT業界の健全化を理念として経営を進めています。IT業界の健全化の理念に賛同いただける皆さんと一緒にお客様およびIT業界に貢献できることを楽しみにしています。

N.Y

2000年入社
2008年再入社
製造本部部長
理工学部卒

2000年 製造本部開発メンバー

銀行向け業務システム開発で基礎力を磨く

新卒で入社し、金融機関のシステム開発プロジェクトに参画。主にプログラム設計からシステムテストまでの工程を担当しました。

2002年 製造本部サブリーダー

業務ノウハウと技術力で
チームを主導

外債システム開発のプロジェクトでは、サブリーダーとして進捗管理、課題管理、設計・開発などに従事しました。顧客が初めて導入するプラットフォームであったため、分厚い技術書に悪戦苦闘しながら、開発基盤やプロトタイプの開発を行うとともに、要件定義から参画しました。顧客の業務に精通することができ、当社の開発メンバーのみならず顧客をも先導する役割を担いました。

2007年 転職

視野を広げるために
他社に転職

その後も金融機関のシステム開発に携わりましたが、より深く経験を積みたいとの想いが強くなり、悩んだ末にジャステックを退社し同業他社の金融事業部門に転職しました。
しかし、退職一年後の2008年に当社に再入社することになりました。他社で開発を経験する過程でジャステックが業界に訴えていた定量管理、エンジニアリングへの共感および理念への賛意を持ち続けていたことに気づいたためでした。例えば次のようなものです。

・定量管理による出来高予実、品質・コストの追求 (対 主観的、定性的)
・能力主義による仕事の裁量 (対 年功序列、官僚主義)
・連続的な改善改革を重視した評価基準・評価方式 (対 非連続、主観的)
・知識集約 (対 労働集約)

また、上位層からの方針提示や支援など現場への関与度合い、外注比率などから、当時は組織としてではなく個人で仕事をしている感覚が強かったこともあります。業界を見渡したときに、ジャステックの経営参加や経営層・管理者および技術者のフラットな関係性やコミュニケーションの在り方、外注政策(外注比率の上限、役割)など、経営政策が優れており、自身にとって納得感のあるものだったのです。

2009年 製造本部サブリーダー

再入社後、多様な業務領域でシステム開発を経験

再入社後、電力・流通系や製造業向けなど様々な業種のお客様向けの見積提案や、自社サービスの提案などの営業支援および証券システム再構築プロジェクトの設計業務などを担当しました。製造業の生産管理システム再構築プロジェクトは、複数拠点の生産管理システムを統合するプロジェクトでした。これまでの自身の知見や経験がなかなか通用せず、またお客様側の業務の統合がはかどらないこともあり、要件定義作業を期限までに仕上げる困難さを経験しました。苦労も多かったのですが、お客様のご支援などにより設計技術やSEとしての有り様について多くを学ぶなど、その経験が自身のSEとしての礎になっています。

2014年 製造本部課長

複数プロジェクトを統括
マネージャーとしての力量を発揮

2013年12月からのチームリーダー職を経て、2014年9月には課長に昇進。管理職として、予算計画を達成するために、業務・技術領域、顧客文化などの特色が異なる様々なプロジェクトを担当する中で、自ら横断的に現場に関与し、お客様対応や開発リスクの検出および対策立案、管理職・技術者に対する指導、支援を通じたプロジェクト推進および人材育成に力を注ぎました(品質面やコスト面での失敗も少なからず経験しました)。
また、社内外の経営層の方々と接する場面が増えるにつれ、自身の興味・視野がプロジェクトや顧客に偏っており、業界や社会に対する視座が十分ではないことに、度々思い至るようになりました。同時に、後述する業界の課題が大きく進展していないことを実感し、当社の業界・社会における距離や存在意義を自問する中で、当社の取り組みが、まだまだ道半ばであることを認識しました。

2017年 製造本部副部長
2018年 製造本部部長

改善改革課題への挑戦

2018年、部長に昇進。部および配下の各課の取り組みを推進・支援すると共に、会社や部を統括する製造本部の課題や仕組みの改善改革を進めていく立場になりました。部の予算達成は当然として、ジャステックが創業時から取り組んできた、競争力の源泉となっている定量管理の発展に貢献することが責務と考えました。
そして、未だ業界に蔓延する労働集約(派遣体質、技術者の動員力が優劣の基準)や、上流工程の不良・スケジュール優先による品質劣後、新たなビジネスモデルや技術への対応などの課題に対して、ソフトウェア開発企業として他社と差別化を図り、IT産業に貢献するために努力しているところです。

2024年

未来の仲間となる皆さんへ

ジャステックは新たな創業を行う決意で、旧来のソフトウェア開発の在り方あるいはソフトウェア開発会社の在り方を変革しようとしています。
技術者やマネジャーとして幅広いキャリアを積み社会に貢献していきたい方はもちろん、自ら先頭に立って新しいシステムや創造的な課題にチャレンジしたい方にとって、活躍できる場が数限りなくある会社です。ジャステックの志や価値観に共感いただけると嬉しく思います。社会の発展・変革に貢献できるよう、共に成長していきましょう。